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前世のあなた

前世のあなたは豪快な人生を送ったでしょう。
乱世に暴れ回った賊軍の首領。裏社会を操ったゴッドファーザー。法を破っても政策を推し進める政治家。等々、まるで『水滸伝』の梁山泊に集う盗賊たちのように違法なことも恐れない豪快な人だった可能性が高いでしょう。
豪快とは言え体格の優れた男性だったとは限りません。線の細い男性や女性だった場合も、法律やルール、前例など恐れずに生きた冒険家精神に富む人であったと思います。

最も室宿らしい前世として考えられるのは、大衆の支持を受けて政府を転覆させたヒーローです。
「カリスマヒーロー」と言えば【斗宿】が代表的ですが、【斗宿】のほうはアイドル的な人気を集め行いも爽やかなのに比べ、【室宿】のほうはいわば悪の魅力で大衆がついていくといった感じです。
【室宿】から見れば【斗宿】は、きれいごとばかり並べたてる軟弱者に思えるでしょう。
【室宿】はより現実的な力を持ち、現実をよく知ってもいます。このため権力を守るために手段を問わずということをしがちです。反乱を起こして政府を転覆させたとすると、その後に豹変して独裁者となった可能性があります。
これを古代ギリシャでは「僭主」と呼んで嫌いました。
「僭主」とは本来、王族や貴族などの血筋ではない者(民間出身)が大衆の支持を受けて権力の座に就くことを言います。民主主義的な世から見れば正しいことで、良いことのように思えます。ところが実際は多くの「僭主」たちが権力の座に就いたとたん独裁者となったため、「僭主」と「独裁者」がほぼ同義となり嫌われたのです。

前世のあなたも人々の絶大な支持を受けて権力を手にしたものの、強権をふるって独裁者と呼ばれたでしょう。民間出身者の自分が権力を守るためには致し方なかったのですが、理解してくれる人は少なかったと思います。
不幸にも国民から糾弾され、権力の座を追われて失意のなかで人生を終えたかもしれません。
理解者が少なかったのは悲しいことですが、あなたの行動力が多くの人を感服させ時代を変えたのは確かです。

今世の幼少期〜青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た環境や生き方などの作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通するものがある場所や性格に生まれるのです。
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

室宿の子は強情で気が強いでしょう。
一見繊細な子でも実は気が強く、言い出したことは変えないはずです。
他の子の意見は耳に入れず、自分が思ったことは押し通そうとするので「我がまま」と言われることが多いかもしれません。
しかし明るい性格で社交的なので多くの友人を作ります。学校や近所ではいつも多くの子を従えて歩いている印象です。最も気の強いタイプならガキ大将として周りを仕切ります。
「お前のものは俺のもの 俺のものも俺のもの」というセリフに密かに共感するのでは。

わりと人付き合いがうまく、大人になるとスマートな印象で社会を渡って行くことが可能です。
なかには周りを気にしないあまりボンヤリした性格の人、いわゆる“天然”に見える人もいるのですが実は頭が良く策略もうまいようです。人付き合いがうまいのも「自分の利益になるから」であったりするでしょう。
「人は財産」と文字通りに考え、人脈を着々と増やしていきます。
そして気付いたら若社長や国会議員になっていて、権力と財産を手にしているでしょう。
ところで政界は向いていますし、本人も目指したがるでしょうが前世を考えれば凶と言えます。むしろ金運があるとのことで実業のほうがうまく行くようです。
人々を熱狂させる性質があるので、芸能人となれば絶大な支持を受けるでしょう。マスコミ関係にも向いています。内面の強情さを活かして、意外にも学者として成功する人もいます。

多くの人に囲まれ金はあり権力もあり、幸せそうに見えますが親友はおらず孤独かもしれません。
「悪の道に傾きやすい」と強く言われている宿です。
目的のためなら法を犯すことも厭わない、他人を泣かせてもいいという発想をするようになったら危険信号です。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

室宿の人はとにかく目的のためなら手段を選ばない発想をやめたほうが良いです。
「目的が達成されることこそ正義」と思ってしまいがちでしょうが、他人が泣いたり苦しんだりすることは正義ではありません。
他人を犠牲にしなければならないようなことなら、目的を諦めなければならないと思うべきです。
大切なのは目的を持つこと自体ではなく、どのような目的を・どのような手段で行うかです。

前世で糾弾されて権力の座を追われたのは何故でしょうか。
「高尚な自分の目的を理解してくれない相手が悪い」のか、
「裏切り者どもがバカで卑しい性格だったから悪い」のか。
そうではないはずです。

自己を見つめ直したならきっとあなたの行動力が善き目的のために開放されるでしょう。

原典引用

『此の宿に生まれし人、剛猛にして他を顧みざる癖あり。嗔りを嗜み、劫奪を愛し、夜行を能くして恐れざる故に盗賊闘争を為す者あり。凛性は軽躁にして進退に早く謀計あり。正直律儀なるも慈悲少なし。貴人は宜し、小人は慎み、何事も控え目にすべし。ただし婦人は柔順の質なり。』

出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用




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占い

【室宿】

<しつしゅく>
和名:はつい

前世の人物像
「絶大なる支持を受けた僭主」




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