例として、1980年と1982年の【斗宿】の日と月運行の対応表を挙げておきます。


1980年
1/15: 射手座11〜23度
2/12: 射手座19〜30度、山羊座0〜1度
3/10: 射手座14〜26度
4/07: 射手座24〜30度、山羊座0〜6度

(略)

1982年
1/20: 
蠍座28〜30度、射手座0〜8度
2/17: 射手座6〜16度
6/09: 山羊座8〜19度

(略)


 このように基本的には宿曜盤に描かれた宮のとおり射手座と山羊座にまたがる日が多いのですが、なかには射手座のみ・山羊座のみの日もあります。
 他に、宿曜盤と大きくズレて蠍座が入る月もあります。

 【斗宿】の解釈には、西洋占星術的に見ればどう考えても蠍座としか考えられない箇所があります。
 これは【斗宿】の日を毎年観察していけば、必ず 「蠍座・射手座・山羊座」 と三つの星座が該当することになるため、三つの星座全ての象徴をミックスして【斗宿】という独自の解釈を考え出したものでしょう。

 したがって、もし古代インド人の考え通り正確に宿曜盤を描くとするなら、

 (宿)斗 = (宮)蠍座・射手座・山羊座

 とした円を描かなければなりません。

 ただしこれではいびつで醜い円になりますので、見た目の都合でやむを得ず
「(宿)斗 = (宮)射手座・山羊座」
 とした図形を描いたのだと考えられます。

 ですから宿曜盤の宮は絵としての単なる装飾、イメージ画に過ぎないと思ったほうが正解なわけです。



(ちなみに、【斗宿】以降の十二星座後半に関しては比較的ズレが少ないほうです。前半の宮は最低でも宿一つ分ズレていると思われます)